第46回機器分析講習会


第1コース:誰でもわかる微量元素分析の基礎と実際
《ICP発光分析及びICP質量分析》

誘導結合プラズマ(ICP)発光分析法,ICP質量分析法を始めとする原子スペクトル・原子質量分析法は,高感度,迅速な分析手法としての地位を確立しており,電子材料などの先端材料,高純度物質,環境試料などの分析法として広く普及利用されています。本講習会は,これらの分野の第一線の先生方の講義に引き続き,分析機器を用いた実習を行い,調製が難しい試料の前処理と測定を体得できるよう企画しました。

会 期
6月21日(火)〜22日(水)
会 場
エスアイアイ・ナノテクノロジー(株) SII幕張ビル〔千葉市美浜区中瀬1-8,電話:043-211-1335(代),交通: (1)JR京葉線 海浜幕張駅下車。北口から徒歩12分 (2)JR総武線・京成千葉線 幕張本郷駅下車。海浜幕張駅・マリンスタジアム行きバスにて「富士通前」下車、徒歩5分〕
案内図
http://www.siint.com/aboutkgk/index.html
日 程
第1日<講義>10時00分〜16時30分
第2日<実習> 9時30分〜16時30分
講 義
  1. 各微量元素分析法の測定原理と最近の動向(ICP発光分析、ICP質量分析、原子吸光分析)
     (産業技術総合研究所)田尾博明
  2. 半導体,セラミックスの分析
     ((株)テルム環境エンジニアリング)岡田 章
  3. 土壌,生体試料の分析
     (東大院新領域創成科学)吉永 淳
  4. 廃棄物の分析
     (国立環境研究所)貴田晶子
  5. 食品の分析
     (食品総合研究所)進藤久美子
  6. 高純度試薬の分析
     (関東化学(株))井上達也
実習
  1. ICP発光分析装置(シーケンシャル)を用いた環境,食品試料分析の実際:河川水や食品試料中の元素を分析する。
     (産業技術総合研究所)稲垣和三,(国立環境研究所)貴田晶子
  2. (1)ICP発光分析装置(マルチ、半導体検出器)を用いた生体試料分析の実際
     (東大院新領域創成科学)吉永 淳
  3. ICP質量分析装置を用いた高純度試料分析の実際:超純水,半導体など高純度物質中の極微元素を分析する。
     (関東化学(株))井上達也,((株)テルム環境エンジニアリング)岡田 章
受講料(テキスト代,昼食代を含む)
会員(共催学会会員を含む)35,000円,会員外40,000円。講義のみ:会員20,000円,会員外25,000円。参加費の払い戻しは致しませんので,あらかじめご了承ください。
募集人員
40名,講義のみも可(定員になりしだい締め切ります)
申込方法
申込書に必要事項をご記入のうえ,FAXまたはE-mail にてお申し込みください。折り返し請求書,会場案内図等をお送りします。
申込先
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-26-2 五反田サンハイツ304号 社団法人 日本分析化学会 関東支部機器分析講習会係
〔電話:03-3490-3351,FAX:03-3490-3572,E-mail:ktanaka@jsac.or.jp〕

第2コース:高速液体クロマトグラフィーの基礎と実践
《初級者,中級者のための実務講座》

高速液体クロマトグラフィーの基礎について講習します。分離,検出の基礎,移動相作製,前処理などに関する講義,実習を行ないます。初級者の方は高速液体クロマトグラフィー操作に必要な基礎知識を全般的に得るための機会としてご利用ください。中級者の方は弱点の補強または知識の整理にご利用ください。講師陣は講義,実習とも装置,カラム,試薬の各メーカーのベテラン技術者中心の分かりやすい講習です。日々の作業に必要な実践的な知識が身につきます。翌日からのHPLCを用いての業務,研究が必ず改善されるような内容であると考えています。是非,ご参加ください。

会 期
7月11日(月)〜13日(水)
会 場
東京理科大学森戸記念館第2フォーラム1F〔新宿区神楽坂 4-2-2,電話:03-5225-1033,交通:JR総武線「飯田橋」駅下車,市ヶ谷寄り出口より7分〕
日 程
第1日<講義> 9時00分〜19時00分
第2日・第3日<実習>9時30分〜17時00分
第1日
<講義>
  1. HPLC概論
     (東京理科大学薬学部)中村 洋
  2. HPLCシステムのバリデーション  ((株)日立ハイテクノロジーズ)本田俊哉
  3. HPLCにおける分離
     (日本ウォーターズ(株))渡辺紀章
  4. HPLCにおける検出
     ((株)島津製作所)三上博久
  5. HPLC分析に用いる試薬・溶媒
     (関東化学(株))澤田 豊
  6. HPLC分析に用いる水
     (日本ミリポア(株))黒木祥文
  7. HPLCにおける前処理
     (ジーエルサイエンス(株))今中努志
  8. LC/MS
     (横河アナリティカルシステムズ(株))大河原正光
  9. 技術・情報交流会
実習内容及び講師・指導員
  1. 配管・接続と装置の調整
     (東ソー(株))冨澤 洋・熊谷周治
  2. 検出器の使い方
     ((株)島津製作所)三上博久・山本文子(日本分光(株))坊之下雅夫・佐藤泰世
  3. カラム分離とデータ解析
     ((株)日立ハイテクノロジーズ)本田俊哉
  4. 前処理
     (ジーエルサイエンス(株))高柳 学・石井一行(日本ダイオネクス(株))渡辺一夫
 〈機器提供〉
 (株)島津製作所 ジーエルサイエンス(株) 東ソー(株) 日本ダイオネクス(株) 日本分光(株) (株)日立ハイテクノロジーズ
受講料(テキスト代,昼食代を含む)
会員(共催学会会員を含む)45,000円,会員外50,000円。講義のみ:会員20,000円,会員外25,000円。参加費の払い戻しは致しませんので,あらかじめご了承ください。
募集人員
40名,講義のみも可(定員になりしだい締め切ります)
参加者の特典
参加者には液クロ虎の巻シリーズの「虎の巻」「龍の巻」「彪の巻」「犬の巻」「液クロのコツ」のうちご希望のものを1部贈呈します。2部以上を希望の場合は割引価格で販売いたします。
また,仕事上の問題点につき可能な限り質問にお答え致しますが,時間の制約もありますので質問事項につきましては,予めEメール (nakamura@rs.kagu.tus.ac.jp) にて寄せ下されば幸いです。尚,解答の非公開をご希望の場合はその旨ご記入願います。
申込方法
申込書に必要事項をご記入のうえ,FAXまたは郵便にてお申し込みください。折り返し振込依頼書,会場案内図等をお送りします。
申込先
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-26-2 五反田サンハイツ304号 社団法人 日本分析化学会 関東支部
〔電話:03-3490-3351,FAX:03-3490-3572,Eメール:ktanaka@jsac.or.jp〕

第3コース:GC/MS,LC/MSの基礎と実際

クロマトグラフ分離は,複雑な有機混合溶液の効率的な分離法として極めて有効な方法です。またイオン検出に基づく質量分析は高い選択性を実現できることから,有機物質の高感度分析が可能です。本講習会は,この様な特長を組み合わせたGC/MSならびにLC/MSの前処理や分離あるいは検出についてさらに理解を深められる様,また初級者のみならず中級者にも実務レベルで役立つ様に企画しました。

講義ならびに実習の講師には,これらの分野の最先端で御活躍されている先生方をお迎えし,講習会参加者の日頃の疑問などにも十分に応え得る体制を整えていますので,基礎の再確認と実務の問題解決に大変役立つ講習会です。奮って,ご参加下さい。

会 期
7月26日(火)〜27日(水)
会 場
(株)島津製作所東京カスタマーサポートセンター〔神奈川県秦野市掘山下380-1,電話:0463-88-8660,交通:小田急線「渋沢駅」(新宿から急行で75分)下車徒歩で約20分〕
案内図
http://www.an.shimadzu.co.jp/general/csc/t-csc.htm
日 程
第1日<講義>10:00〜14:00<実習>14:30〜17:00
第2日<実習> 9:30〜17:00
講 義
  1. GC/MS,LC/MSのための前処理に関する講義
     (東京理科大学薬学部)中村 洋
  2. カラム分離に関する講義
     (ライオン(株))小池茂行
  3. イオン検出に関する講義
     (理化学研究所)高橋和也
  4. 講義に対する質疑応答と実習方法の説明
実習
  1. GC/MSによる定量分析に関する実習:内部標準法などを用いたGC/MSによる定量分析
     (ライオン(株))久永晃資
  2. LC/MSによる定量分析に関する実習:内部標準法などを用いたLC/MSによる定量分析
     (味の素(株))水越利巳
  3. GC/MS測定とMSスペクトル解析に関する実習:フラグメントパターンなどの解析も含めたGC/MSスペクトルの解釈
     ((財)化学物質評価研究機構)田嶋晴彦
  4. LC/MS測定のイオン化法とその特徴に関する実習:一般的なイオン化法(APCI,ESI)とその特徴などに注目したLC/MSスペクトルの解説
     (財)化学物質評価研究機構)和田丈晴
受講料(テキスト代,昼食代を含む)
会員(共催学会会員を含む)35,000円,会員外40,000円。講義のみ:会員20,000円,会員外25,000円。参加費の払い戻しは致しませんので,あらかじめご了承ください。
募集人員
40名 講義のみも可(定員になりしだい締め切ります)
申込方法
申込書をFAX,またはEメールにてお申し込みください。折り返し請求書,振込依頼書及び会場案内図等をお送りします。
申込先
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-26-2 五反田サンハイツ304号 社団法人 日本分析化学会 関東支部機器分析講習会係
〔電話:03-3490-3351,FAX:03-3490-3572,Eメール:ktanaka@jsac.or.jp〕