52回機器分析講習会

主催 日本分析化学会関東支部

 

第3コース:機器分析による異物分析の基礎と実際

 

 科学技術全盛の今日では,市場に流通する化成品,食品,医薬品などの品質のみならず安全性についても厳密な保証が要求され,製品中の主成分以外の微量成分組成や,製造・流通・保管の過程で生成・分解・混入してくる異物や不純物の管理も含めたトータルでの品質保証体制を確立することが重要になっています。

本講習会は,化成品や食品,医薬品中の異物分析に携わる方々(初中級者)を対象として,最適な分析機器を使いこなすコツを体得して頂くことを目的としています。製品中に混入した「異物」は原因も内容も様々なのでその分析は「手探り」になりがちですが,「異物を検知し,解析する」ための分析装置の原理や選択方法,使い方について,講義と実習を通じて十分に理解し,体感して頂きたいと考えています。なお,講義においては,この分野の最先端でご活躍されている方に豊富なご体験に基づいたわかりやすいお話しをして頂きます。また,実習においては実際の装置に触れるとともに,参加者の日頃の疑問にも十分にお応えできる体制を整えていますので,是非,基礎の再確認と実務の問題解決にご活用ください。

 

期日: 2011年11月18日(金)

 

会場: (株)島津製作所 東京アプリケーション開発センター

259-1304  神奈川県秦野市堀山下380-1  電話0463-88-8660(代表)

交通:小田急小田原線(渋沢駅)より徒歩約20

案内図:http://www.an.shimadzu.co.jp/general/csc/t-csc.htm

 

日程: 930 17

 

講義(午前)

(1)        食品・ゴム・プラスチック中の異物分析手法と事例

(財団法人 化学物質評価研究機構)渡邊 智子

(2)        工業材料における微小異物分析の組成分析技術

(鞄激激潟Tーチセンター)青木靖仁

 

実習(午後) (下記コースを並行して進めます)

(3)        異物を検知・検出する: 光学顕微鏡X線異物検査装置等についての概説とデモンストレーション

(4)        異物を解析する(1): フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR),特に1回反射ATR測定装置を用いるマクロ分析法と,赤外顕微鏡システムを用いるミクロ分析法についての概説とデモンストレーション,実習

(5)        異物を解析する(2): エネルギー分散型蛍光X線分析装置(EDX)を用いる元素の定性・定量についての概説とデモンストレーション,実習

 

実習終了後、GC/MS、熱分析装置など各種装置を見学いただく予定です。

 

受講料(テキスト代,昼食代を含む) 会員30,000円,会員外35,000円。

参加費の払い戻しは致しませんので,あらかじめご承知おき下さい。

 

募集人員 40名(定員になり次第締め切ります)

 

申込方法 所定の申込書(日本分析化学会関東支部ホームページ,または下記まで請求ください)に記入後,FAX,またはE-メールにてお申し込み下さい。折り返し請求書,振込依頼書及び会場案内図等をお送りします。

 

申込先 〒141-0031 東京都品川区西五反田1-26-2 五反田サンハイツ304号 

(社)日本分析化学会 関東支部機器分析講習会係

〔電話:03-3490-3351FAX03-3490-3572E-メール:hm_tanaka@jsac.or.jp